E. JONSSON STORY
〜失われた工房からの遺産〜
そのMoraで、刃物工場を代々営む家系に生まれたKånå-Jerk Erik Jönssonは、1925年に彼の祖父が運営する工房を引き継ぎ、その年より刀身に”
効率的で合理化された生産システムによる大量生産が主流の現代においても、E. Jonssonのナイフは手作業を含む技法で作られ、普遍的でクラシックなフォルムのナイフが受け継がれてきました。中でも、ダークレッドの白樺ハンドルを備えた"Classic"シリーズは、キャンプ初心者からブッシュクラフターまで幅広く支持されるアウトドアナイフの象徴的存在です。このシリーズは、2019年までパソコンすら設置されていない、小さな工房で作られてきました
2020年2月、Erik Jonssonの工房は悲運の火災に襲われます。その際、研磨機をはじめ、ナイフ作りにおいて欠かせない機器や製造図面のほとんどが、消失してしまい、当時70代を迎えていたErikは、人生のほとんどを捧げてきたナイフ作りの終焉を余儀なくされ、現在もなお生産再開の目処は立っていません。
当時の火災からは、一部のナイフと器具のみが救出されたそうです。
おそらくは、その際のものと思われる、Mora近郊の倉庫で見つけた未使用のE. Jonssonのナイフを、クラフトベリでの販売用に保管していました。Morakniv社のものとはまた違う、失われた工場からの名品をぜひお試しください。